冷めやらぬ興奮よもう一度!(寄稿)

この歳になってくると、いろいろとカラダに不具合も出始め、残りの人生での愉しみについてもしばしば考える。
悲観的なものではない、今の自分が精一杯謳歌できるナニカを自分でも確認したいということ。

自身が若年の時代は、クルマのために働き、毎日クルマのことを考えたり、クルマをいじっては走りといったことが何よりも楽しかった。

たまたま友人がチャレンジしたことから、自分もその気になって、いわゆる公道からサーキットへと、クルマを楽しむ場所が移り始めた。
当時はF1ブームに突入しようかという1980年代後半。

無謀にも当時のフォーミュラカーの登竜門とされたFJ1600レースへの参戦。
鈴鹿は大盛況で、毎戦80台くらいの参加から、予選通過はおよそ半分といったなかなかに厳しい時代でもあった。
つまり予選通過するだけでも「大したもんだ!」な時代。

今ではあの頃の興奮とはなかなか無縁の生活となってはいるが、ここにきて先の通り「人生での愉しみ」を考えるに当たり、もう一度あの興奮を味わいたいと思いだしヒストリックカーレースなんかにもチャレンジしたりしたのだ。

そんな折、旧知の友人である谷川選手からこんな連絡があった。「仲間と組んでレーシングカーのレンタルとレッスンの事業をはじめる」と。

今となっては自分でレーシングカーを所有し維持して、サーキットを楽しむなんてなかなか厳しいところ。
このサービスを利用すれば、身一つでサーキットに行けば良いというのだ。ありがたや。

もちろん他にもレンタルなどのサービスも散見されるが、こちらのサービスは明瞭な料金とわかりやすいルールがポイントだ。

しかも、ご無沙汰でリハビリが必要な週末おじさんレーサーにとって、マンツーマンレッスンは痒いところに手が届く。
レースカーレンタルと合わせてなかなか最適なサービスなんではないかなぁ。
近々、体験させてもらうとしよう。

T.GODAI(Contributer)

T.GODAI(Contributer)

神戸でデザイン会社を経営。1987年鈴鹿FJ1600デビュー。以降プライベーターとして活動。2022年は86/BRZ cupに参戦予定。

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